SSブログ

【27】うるさくない子供はいない [保育園送迎記]

 ヒトシもタックンもよく病気もするし、今回の骨折のような(大)ケガをすることもある。しかし総じて暴れん坊である。これは男兄弟ということもあろう。よく2人で家の中でドタバタと追いかけっこをしている。階下の人などはさぞ迷惑だろうと思うから、少し走ったら止めさせる。しかしほんとは2人が元気に駆け回るのを見るのは楽しい。

 男兄弟だからよくケンカもする。タックンはヒトシがちょっとちょっかいを出しただけで、びゃあびゃあとうるさく泣く。(もっとも今泣いていたかと思うともう2人でふざけだしているが。)タックンは俗に言う癇が強いというのであろうか、まだ小さいときからよく大きな声で泣く子であった。なかなか泣き止まず両親が寝不足になるほどである。成長につれて言葉で表現することを憶えれば次第におさまっていくとは思うが。

 最近は、保育園や公園での子供の声がうるさくて苦情を言う人が多いそうで、新聞やTVでもよく報道されるようになった。私も、子供の歓声や泣き声は苦手なほうで、そういう人の気持ちはわかる。電車の中などで火のついたように泣く赤ん坊や子供がいると、正直、「かなわんなあ」と思う。もちろん親の気持ちもわかりすぎるほどわかるので、「(かなわんなあ。でも)気にしないでも大丈夫だよ。子供は泣くもんだ」とも心の中で思っている。

 こういうふうには考えられないだろうか。よく言われるように、子供はやはり社会の宝である。ましてや少子高齢化社会ともなれば、社会全体で次世代をになう人間を育てる意識も必要だろうと思う。私は60代だが、子が親世代より豊かである社会はわれわれ世代で終わるのではないかとさえ思う。そのうえ、借金の山をこしらえた人間たちが子や孫の世代に尻をぬぐわせるというのはどう考えても理不尽だろう。今の高齢者は自分たちの都合のいい社会を作ってきたが、これからはもっと子どもたちが少しでも豊かになれるような社会を作っていく手伝いをすべきではなかろうか。私は自分の子供や孫を見ているとそう思うようになってきた。

 ちょっと話が大げさになったが、子供は確かにうるさい。かわいいのとおなじくらいにくたらしいものである。それでも大人にはないピュアさを間違いなく持っている。それを大事に、たくましく育てていくのが親や祖父母や社会の役割ではなかろうかと思う今日この頃なのである。

IMG_0410-2.jpg

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。