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【166】のど自慢で思い出した蒸し雑煮 [保育園送迎記]

 冬の日差しが心地よい日が続いていますが、さすがに朝夕はめっきり冷え込んできました。新型コロナウイルスは冬になってまた猛威をふるいだしています。高齢者の重症化率が高いと言って、外出を控えるように知事さんたちは訴えています。国はGO TOなんとかを施策を押し進めています。東京都も外出を控えろ、宴会はやめろという割には来年のオリンピックをどうしてもやりたいので、いうことやることちぐはぐです。

 それぞれに利害得失が切実なので、立場に応じての言い分や事情は察することができます。ここは周りの声に右往左往せず自分で自衛策をとるしかないですね。政治家はほんとの裏の事情を話しません。選挙も近いし、支援者もうるさいし。野党やマスコミがいなければラクなのにと思う為政者もいるでしょう。でもなんですね。若い人、健康で元気な人は年寄りや病人に対する想像力が乏しいようですね。自分のいずれ抵抗力の衰えた老人になるのですけどね。

 先日、毎月やってくるケアマネジャーさんが、「今回のコロナ騒ぎで、毎年更新する要介護度の認定がやりにくくなっていて、今年は届け出をすれば認定はやらなくてもいいみたいです」と言います。つまりこれまで通りの要介護度であと1年継続するのだそうです。ということは私はこれまで通りの要介護3のままということになります。コロナ禍の影響はこんなところにも現れてきています。

 昨日の日曜日お昼のNHKののど自慢は私の出身地の朝倉市で行われました。数日前からあちこちからメールが入ってそれを知らせてくれたんですが、その時間になるとすっかり忘れてしまって見逃しました。でもNHKプラスというデジタル放送で数時間の遅れで(パソコンで)見ることができました。といっても知人が出てるわけでもないので特別何という感慨もわきませんでしたが、おもしろかったのは番組の冒頭で紹介された郷土料理の「蒸し雑煮」です。

 私の家でも正月の雑煮は蒸し雑煮でした。蒸し雑煮とはモチを入れた茶碗蒸しです。正月には必ずこの蒸し雑煮を食べます。わが家ではモチを自家製の納豆にからめて食べていました、この雑煮とがめ煮が正月の定番料理です。雑煮には日本全国いろんな種類があることぐらいは知っていますが、この蒸し雑煮が朝倉の近辺でしか作らない郷土料理だということをこの年になるまで知らなかったのです。どこにでもあるものだと思っていました。この蒸し雑煮、郷土の秋月の殿様が長崎勤番のおり持ち帰ったものらしい。長崎に似たような南蛮渡来の料理があったのでしょう。

 がめ煮はこちらで言う筑前煮ですね。正月や大きな行事のときに必ず作るのがこのがめ煮です。昔は家で飼っている鶏をつぶして、でかい鍋で作っていました。私はこのがめ煮が大好物で、帰省するたびに母に作ってもらっていました。納豆も正月前に母がわらづとを編み、大豆を煮て仕込んでいました。納豆は塩だけで味付けします。今では食べることのできない母のつくった蒸し雑煮とがめ煮が私の一番の好物です。

 

 
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