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【164】ブルース・スプリングスティーンを聴きながら [保育園送迎記]

 2、3日前、小雨に濡れながら自転車でスーパーまで行ったのが悪かったか、7.5度くらいの熱が続いた。健康なときだったらどうということもない微熱だが、私の場合、その微熱が即肺炎につながる恐れがある。だから非常にこわいのである。今日になって7度以下に下がったのでひと安心と言ったところだが、油断はできない。

 上の話とはなんのつながりもないが、ブルース・スプリングスティーンの新譜が出たというので、即アマゾンで注文。Eストリートバンドとの共演なのでよけい期待が大きい、アマゾンミュージックでも聴けるのだが、PCの音声出力から安物のアンプにつないでも限られた音しか出ない。CDをプレイヤーにかけて、アキュフェーズのアンプを通して聴く。期待に違わず迫力のあるロックンロールである。といっても若いときみたいなガンガンな感じはしないけどね。年相応で非常に共感を憶える。

 スーパースターであるブルースはなにかと気苦労が多い。熱気と興奮に包まれたステージから降りると、家庭生活やらビジネスやら難題を抱える。アメリカの社会問題に敏感に反応するので、あちこちから攻撃されることもある。鬱病を長年抱えていて、感情失禁で涙が止まらなくなる。のどの手術をしたこともある(自伝「BORN TO RUN」より)。しかし、創作意欲は途切れない。つらい鬱の時期を乗り越えて新譜を出し、ステージに上がる。私も一度だけだが、東京ドームで聴いたことがある。大きな男ではない(177センチだそうだ)。腹の底から声を張り上げて全身と全霊で歌う。

 ロックの現役ではこのブルース・スプリングスティーンとボブ・ディランとU2しか聴かなくなった。現役といっても私の若いときからずっと聴き続けているというだけの話で、新しい人は耳に入ってこない。と言えば、ローリングストーンズもニール・ヤングもまだ現役だったな。このへんまでだ。

 LP盤に代わるCDが出てきたのは何年前だったか。音はきれいで扱いも簡単便利ということで、ガタが来ていたレコードプレイヤーも買いためていたLPも思い切って捨ててしまった。今思えば惜しいことをした。ビートルズのLPなんかCDの2倍近い値段で売っている。ノイズがないというのはその通りだが、音自体の幅とか深みがあってCDよりいい音がである(このへんは専門家ではないので詳しくは語れませんが)。ただ、レコードもプレーヤーも扱いや手入れがめんどくさい。場所をとる。ということで、今のところLPはあきらめている。最近、ジャズにはまっているのでこれをLPで聴きたいという欲求は高まっているのだが。

 



 

 

 
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【163】汽車の窓からハンケチふれば~♬ [保育園送迎記]

 NHKの朝ドラというのをはじめてちゃんと見続けている。というのも主人公が古関裕而をモデルにしていると聞いたからだ。この作曲家は、前回の東京オリンピック(1964年)のときの入場行進曲「オリンピックマーチ」の作曲家だと知ってからずっと、50年以上興味を持ち続けてきた。とにかくあのマーチはよかった。最初聞いたとき、欧米の有名な作曲家に依頼したか、過去の作品かと思ったのだが、よく聴けばやはり日本人の手になるものだと感じられる。欧米人にない情緒がある。だから、来年オリンピックをやるのならこのマーチをまた使わないかなと思っているくらいである。今風なアレンジをしてもいい。

 TVドラマがどれくらい事実をなぞったものかはわからないが、古賀政男や西城八十、今日は菊田一夫も出てきた。役名は違うが、これが誰かはすぐにわかる。古関裕而といえば学生時代は「紺碧の空」をさんざん歌わされた。神宮球場の早慶戦でも普段の飲み会でも、最後は校歌なのだが、その前に必ずこの歌を歌う。ドラマでもこの曲を作るいきさつが描かれていたが、作曲家のキャリアのうちの最初のほうだったんだな。若い! ドラマでも描かれているが、作曲するときは五線紙と鉛筆だけしか使わない。みんな頭の中で作る。

 今の日本で歌謡曲というジャンルはちゃんと生きているのだろうか。NHKは紅白歌合戦をはじめ、しっかりと放送しているが、もうほとんど興味がなくなっている。紅白ももうまったく見る気が起こらない。カラオケ大好きの歌上手のおじさんおばさんたちが好んで歌う今風の演歌もまったく知らないものばかり。つい先日亡くなった筒美京平の「木綿のハンカチーフ」とか「ブルーライトヨコハマ」とかはとても好きだけど。

 勤め人時代、よく行く飲み屋さんのマスターが歌を歌うのが好きで、営業時間が終わってよくカラオケをやった。といってもカラオケ用の機器はないので、誰かが歌いだすとそれに合わせてみんなで唱和する。夜中におじさんたちがナツメロを大声で歌うのである。いろんな歌を歌ったが、一番興に乗って大声を張り上げるのが「なぐさめ、はげまし、長崎の、ああ長崎の鐘は鳴る」というやつである。また、職場のサークルで月一回行っていたハイキングにもこのマスターは参加していたが、山道を歩きながらもよく歌を歌った。歌を歌うと疲れを忘れるのである。いま、60、70代くらいのおじさんたちは、昭和の歌謡曲を実によく覚えている。

 あのサトーハチロー作詞、古関裕而作曲の「長崎の鐘」はとってもいい歌だ。先週末はその「長崎の鐘」の制作過程が描かれていた。長崎からの帰途、列車の中で作曲するのは実際にあった話かどうかは知らないが、頭に沸くメロディを必死で書き留める様子はわかった。汽車の窓からハンケチふれば、牧場の乙女が花束投げる~♬ という牧歌的な「高原列車は行く」という歌もとてもいい。ああいうおじさんたちが高歌放吟できる歌は今は生まれないのかな?(↓公園のネコ)

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【162】BMIを正常範囲に戻したい [保育園送迎記]

 秋ですね。金木犀が香り、萩の花も咲き乱れています。赤やピンクの百日紅もその名の通り、まだきれいに咲いています。彼岸花も芙蓉も鶏頭もあちこちで奇麗な花を咲かせていますね。空気が次第に澄み、乾いてきて、空にはうろこ雲がずっと高みに浮かんでいます。そして台風もやってきます。

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 52キロまで落ちた体重が、先日計ったら55キロになっていました。私の身長は181センチありますから、BMI15.9.が16.8になったわけです。18.5が正常範囲の下限ですから、せめて体重60キロには回復したいものです。私は高校生以来ずっと体重72キロを維持してきました。不摂生がたたり、7、8キロほど痩せた時期がありましたが、それでも60キロを下回ったことはありません。
 
 最近、訪問看護の看護師さんや息子にも勧められて、SAVASというブランドのプロテインを飲んでいます。スポーツ選手やジョギング愛好家などが飲むものだと思っていましたが、私のような太りたい、筋肉を付けたい病み上がりの人間にも有効だそうで、毎日水で溶いて飲んでいます(牛乳が苦手なのです)。果物があればジューサーでスムージーにしています。でっかいポリ袋に入った粉末をプラスチックのスプーンですくって大きいプラスチックのシェーカーの中に入れていると、まるで牛か馬用のエサを作っているようです。

 今まで気づきませんでしたが、ドラッグストアに行けば、このSAVASがずいぶんと並んでいますね。いろんな種類がありますが、ほとんどがweight down用とあって、私のように体重を増やしたい人間のためのweight up用というのは1種類しかありません。要するにスポーツ愛好家は体脂肪率を下げて筋肉のみを増やしたいのでしょう。でもあんまり脂肪をなくすのもよくないそうですよ。ある程度の皮下脂肪は必要なのです。だれでもイチロー選手にはなれるわけではありません。

 私のように皮下脂肪が乏しくなると、外界の刺激から身を守るバリアがなくなったようになり、湿疹など皮膚病の原因にもなります。座ったり寝るにも、骨盤や背骨が直接椅子やベッドに当たって傷みます。ひどいときは床擦れも起きます。これはこわいです。皮膚組織はからだの中で一番大きな臓器だそうです。単なる皮ではなくからだを守る機能を持った大切な臓器なのです。
 
 昨日、今日と雨でラジオ体操は休み。多分明日も休みでしょう。私は少々の雨ならゴミ出しついでに会場の公園まで出かけて傘をさして木立の中を歩きます。気持ちがとてもいいのです。するとやはりおなじみの数人の人がやってきて、雨の当たらない木陰でポケットラジオを囲んで体操を始めます。みんな2日も体操しないとからだがなまって気持ち悪いと言います。はたから見ればもの好きでヒマな年寄りです。まあ、実際そうですけどね。



 




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