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【169】適度の緊張感と明るい笑いが特効薬 [保育園送迎記]

 寒い日が続きます。この寒さを忘れるほどに世の中を騒がせているのが新型コロナウイルスです。人々の不安な気持ちにつけいるような大掛かりな陰謀論もはびこっています。しかし、いるんですね。カルト的な物語の中にすっかり入り込んでしまう人が。あんなことがなぜ起こったのだろうと後になって不思議に思うことが歴史上はたくさんあります。それが今起きています。

 話は変わります。非結核性抗酸菌症というのが、2度目の肺がん手術以来、私を悩ませ続けている合併症の正体のようです。この抗酸菌は土の中、水の中、空気中、どこにでもいます。お風呂のシャワーノズルなんかにもいるそうです。結核菌も抗酸菌の仲間ですが、結核菌は環境の中では生きられません。だから、人から人へうつるのです。この非結核性抗酸菌というのは結核菌と違い、人から人へうつることはありません。

 日和見感染といって、それまで宿主と細菌との間で保たれていたバランスが、私のように手術後で免疫力の落ちたときなどに細菌の力が増してバランスが崩れ、発症します。感染して発症するまで数年かかることもあります。普通の体力があれば、感染しても発症・発病することはないのです。症状は微熱、体のだるさ、咳、痰、体重減少などです。すべて私の症状に当てはまります。

 結核は、昔から怖い病気ですが、今では効く薬もあり、隔離の上、時間はかかりますが、治すことはできます。ところが非結核性抗酸菌症には菌の種類(150種もあるそうです)によって薬が効くもの効かないものがあります。私のケースは効く薬がないそうです。そして現在は抗生剤をやたら処方しないのが医療の方針です。これ以上多剤耐性菌を増やさないためです。医者の治療というかアドバイスは「風邪をひかないでください」。これだけです。むろん、新型コロナウイルスに感染すれば高い確率で死に至るでしょう。

 さて、困った。解決のできない問題です。でも、本来なら(この合併症がなければ)、そもそもの原因である肺がんの再発や転移こそを心配すべきですが、もうがんのことは忘れています。この合併症は再発や転移よりはましじゃないかととらえることはできますが、どうもすっきりしません。どうしても手術直後の発熱にたどり着くのです。あれからすでに4年半経っています。あの時は抗生剤を1週間点滴で打ち続けました。が、結局は完治に至らなかったのでしょう。あの時以来、体のだるさや微熱は体力が落ちるたびにぶり返してきたのです。

 あのときの医師の処置は正しかったのかなどと、いくら過去を嘆いても始まりません。そして、今頃、がんの再発や転移で死んでいてもまったくおかしくはないのです。もうこうなると精神力の問題になりますね。栄養と休養と前向きなメンタルが一番の効果薬です。
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