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【173】緊急事態宣言とヒトシの眼鏡 [保育園送迎記]

 3度目の緊急事態宣言。私みたいな隠居、蟄居生活ではなんの変化もありませんが、現役の働き手の皆さん、とくに飲食業、宿泊業などに携わっている方をはじめ、人の動きにその売上げの多くを頼っている方達の苦労はいかばかりか。日本がせめてこれだけの巨額の財政赤字を抱えていなかったら、もっとスムーズに経済的支援も実行できたのではないでしょうかね。毎日数億の売り上げがあるデパートに協力金○万円というのはジョークにもなりませんね。

 それと今さらながらデジタル・IT技術の低レベルなこと。でも、これも、昔のグリーンカードから今のマイナンバーカードまで、個人情報とかプライバシー保護だとかみんなで反対してきた結果だと思うんです。結局は、金持ちの資産隠しにしかならないんですけどね。でももうここまできたらデジタル・ネットワーク化を急いで進めるしかありません。しかしねえ、中国のような個人情報もへったくれもない世界には住みたくないし。

 と、よしなしごとを考えてばかり。あ、そうだ。しばらく前は水泳の池江璃花子選手の復活、ゴルフの松山英樹のマスターズトーナメント優勝、そして今日もですが、大谷翔平選手の連日の大ホームランと、スポーツ関連ではうれしくなるニュースが続いています。こういうニュースばかりだと毎日が楽しいんですけどね。

 さて、東京に3度目の緊急事態宣言が出される前日、小5になるヒトシがとうとう近眼用の眼鏡を作ってきました。小さいときから軽い斜視があり、眼科に通っていたんですが、近視が出るようになって眼鏡を作らざるを得なくなりました。これはゲームのやりすぎ問題も絡んでおり、やはりという感じです。コロナ禍で家にこもる小中学生の近視が増えているというのはニュースになっていましたが、それです。

「暗いところでゲームをやるのはやめなさい」と毎日のように注意していても、こういうことになってしまうんですね。「眼鏡をかけるのはイヤだろう?」と言っていたんですが、むしろ作った眼鏡が気に入った様子で、かけ続けています。昔と違って、子供用でもずいぶんとデザイン化されていて、なるほど、軽くてスタイリッシュでさえあります。


 



 
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【172】世の中にたえてカードのなかりせば…… [保育園送迎記]

 桜が満開になって、はや散り始めているところもあります。陽気も春たけなわになりそうです。ああ、でもなんとも気の晴れない春です。新型コロナウイルスは正体を変えながらわれわれの生活を脅かし続けています。最近よく報道されるのが後遺症です。症状が軽くてすんだ若い人でも苦しんでいる人が多いとか。その中でよく聞くのがからだのだるさです。これは私の今の症状と同じです。歯を磨く間も立っていられない。床に座っているところから立ち上がるのさえからだがしんどくてたまりません。立ち上がれば立ちくらみがします。外を歩いていても絶えず座るところを探しています。

 まあそれでもきついながらも朝起きて洗顔歯磨きして、体温血圧を測ってラジオ体操に出かけています。余裕があれば公園の中を1周します。桜は満開です。ベンチに座るときは持参のクッションをお尻に当てます。これがないと臀部は筋肉や脂肪が落ちているため骨盤が座面に当たって痛くなるのです。

 でも、今、公園は桜の花盛り。空気もさわやかです。1年で一番いい季節でしょうね。花粉症の方は受難の日々でしょうが。来年の今頃はどうでしょう。まだ余韻はあるものの、だいぶ収まっているでしょうか。がまんもあと1年内におさまるといいですね。オリンピックもいろいろと言われ続けていますが、ここまでくると厳重な管理のもとで実行できればいいですね。先週末から始まったプロ野球も観客をしぼった上で実行しています。

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 たまにクルマで大きなスーパーへ買い物に行くことがあります。ところが、売り場の中を歩くのがしんどいので、私は買い物が終わるまでレジ外のベンチで待っています。たまに、スーパーの売り場の外にあるパン屋さんで、あんぱんとコーヒーを買ってイートインコーナーで食べながら待つこともあります。最近、あんぱんとかたいやきとか甘いものが好物になってきました。どのスーパーへ行っても和菓子のコーナーがあってまんじゅうやらきんつばやらいっぱい売っています。ああいうのを買ってくることもあります。

 その、あんぱんとコーヒーを買って200円くらいでしょうか。小銭を出すと、「ポイントのつくカードはお持ちじゃないですか?」と店員さんが聞いてきます。そのスーパーで作ったクレジットカードを持っているので、「めんどくさい」と思いながら差し出すと受け取りません。コロナ禍以来、自分でカードリーダーでスライドすることになっているらしい。そうかと思って、スライドしてパンとコーヒーカップを受け取ると、今度は「○○のポイントカードはお持ちじゃないですか」とそのパン屋さん独自のポイントカードを出せと言ってくる。つい、言ってしまった。
「パンひとつ買うのになんでめんどくさいんだ!」

 ほんとに最近はどこへ行ってもこんな調子です。店員さんもそういう風にしつけられているので私みたいな客は迷惑だろうが、あのポイント付与は世の中からなくなってくれないものか。たまにいくドラッグストアや家電量販店も同じです。「当店のポイントカードはお持ちじゃないですか? すぐにできるのでつくりましょうか?」といくたびにレジで聞かれます。
「それを持ってないとお宅では買い物ができないの?」
「いや、そんなことはありません」

 といっても、私もいくつかのポイントカードは持っています。家電量販店、食品スーパーなどよく利用するところだけです。これさえよけいだと思っています。ポイント付与を全部なくしたら、小売り各店も資金的余裕ができて、そのぶん値下げの原資に使えるんじゃないかな思います。そういうわかりやすい日常生活を送りたいですね。いまはビッグデータ活用のほうが優先なんでしょうな。いやな、感じの悪い消費生活になってきました。

 


 
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【171】春は名のみの風の寒さや [保育園送迎記]

 もうすぐ桜も満開になりそうな気配。しかし、まだまだ風に冷たさが残っている。冬に入り、すっかり体調が低下し、せっかく続けてきたラジオ体操も外へ出て会場へ行くのもきつく、このところは室内でラジオを鳴らしてやっていた。先日、歩いてみたら意外と息切れもましになってきた。そこでまた会場の公園へ通うようになった。

 非常事態宣言にもかかわらず、いつものメンバーが集まっている。
「ひさしぶりですね」
「どうしたの? 具合でも悪かったの?」
 と、声かけをもらうのもうれしいものである。

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 これも久しぶりだったが、家の裏手にある霊園に散歩に出た。馬込霊園と言って船橋市営のかなり大掛かりなものである。私もここで眠りたいと思っているのだが、もう何年も前から空き待ちの状態である。ま、それはよしとして、ここは桜をはじめとして花がきれいでよく手入れされている。桜はまだつぼみだが、コブシが花盛りであった。

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 このコブシを見ながら霊園内をよたよた歩く。もともとは起伏の大きい原野である。歩くのもきつい。こわいのは歩けなくなって帰れなくなることである。だから携帯だけは持っていく。でもほんとにきついときはそのスマホをかけるもの難儀になるのである。だから「よし、今日はここまでにしよう。よくがんばった」と自分に言い聞かせてトボトボと帰る。

 もう少し経つと朝からウグイスが鳴き始める。最近よく見かけるのがアオジだ。これもあざやかできれいな鳥だ。シジュウカラは昔のスズメ並みに多くなった、





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【170】ひと雨ごとに春は近づくが… [保育園送迎記]

 暖かい日が続くと、寒い日に代わります。これを繰り返しながら春へと近づくのでしょう。年を取って、体力も若いときのような伸縮自在さがなくなってくると、季節の移り変わりも体調に変化をもたらすし、つらいことも楽しいことも晴雨、寒暖、乾湿などの変化によってより強くもたらされるようにもなります。でも花は咲くのですね。赤い梅の花があちこちで花開いています。近くの公園の河津桜もいくつかつぼみがほころんできました。

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 昨夜は大きな地震がありました。福島県沖が震源地だというので、こりゃまた津波かと心配しましたが、震源地が深かったので「津波の被害はありません」と早々から伝えていました。これは不幸中の幸いです。これでまた津波でもあろうものなら、コロナ禍はより深刻になり、オリンピックもほんとにあきらめざるを得なくなるでしょう。

 10年前の巨大地震の余震だそうですが、さらなる余震も心配されます。熊本地震のように本震より余震の被害のほうが大きいなんてこともあり得ます。まあ、しかし、まさに日本は災害列島。びくびくしながら生きていくよりほかはありません。というか、調子よくなんでもうまくいくなんてことはないのだとしっかり自覚することが大切です。
 

 
 
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【169】適度の緊張感と明るい笑いが特効薬 [保育園送迎記]

 寒い日が続きます。この寒さを忘れるほどに世の中を騒がせているのが新型コロナウイルスです。人々の不安な気持ちにつけいるような大掛かりな陰謀論もはびこっています。しかし、いるんですね。カルト的な物語の中にすっかり入り込んでしまう人が。あんなことがなぜ起こったのだろうと後になって不思議に思うことが歴史上はたくさんあります。それが今起きています。

 話は変わります。非結核性抗酸菌症というのが、2度目の肺がん手術以来、私を悩ませ続けている合併症の正体のようです。この抗酸菌は土の中、水の中、空気中、どこにでもいます。お風呂のシャワーノズルなんかにもいるそうです。結核菌も抗酸菌の仲間ですが、結核菌は環境の中では生きられません。だから、人から人へうつるのです。この非結核性抗酸菌というのは結核菌と違い、人から人へうつることはありません。

 日和見感染といって、それまで宿主と細菌との間で保たれていたバランスが、私のように手術後で免疫力の落ちたときなどに細菌の力が増してバランスが崩れ、発症します。感染して発症するまで数年かかることもあります。普通の体力があれば、感染しても発症・発病することはないのです。症状は微熱、体のだるさ、咳、痰、体重減少などです。すべて私の症状に当てはまります。

 結核は、昔から怖い病気ですが、今では効く薬もあり、隔離の上、時間はかかりますが、治すことはできます。ところが非結核性抗酸菌症には菌の種類(150種もあるそうです)によって薬が効くもの効かないものがあります。私のケースは効く薬がないそうです。そして現在は抗生剤をやたら処方しないのが医療の方針です。これ以上多剤耐性菌を増やさないためです。医者の治療というかアドバイスは「風邪をひかないでください」。これだけです。むろん、新型コロナウイルスに感染すれば高い確率で死に至るでしょう。

 さて、困った。解決のできない問題です。でも、本来なら(この合併症がなければ)、そもそもの原因である肺がんの再発や転移こそを心配すべきですが、もうがんのことは忘れています。この合併症は再発や転移よりはましじゃないかととらえることはできますが、どうもすっきりしません。どうしても手術直後の発熱にたどり着くのです。あれからすでに4年半経っています。あの時は抗生剤を1週間点滴で打ち続けました。が、結局は完治に至らなかったのでしょう。あの時以来、体のだるさや微熱は体力が落ちるたびにぶり返してきたのです。

 あのときの医師の処置は正しかったのかなどと、いくら過去を嘆いても始まりません。そして、今頃、がんの再発や転移で死んでいてもまったくおかしくはないのです。もうこうなると精神力の問題になりますね。栄養と休養と前向きなメンタルが一番の効果薬です。
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【168】初日の出はとても輝いていました [保育園送迎記]

 今日は1月5日で、多少遅ればせですが、みなさまあけましておめでとうございます。とは言いましても、コロナ禍のおかげで、おめでとうというのがはばかられそうですね。コロナの変異株というのがイギリスなどでは猛威を振るっているそうです。横綱白鵬まで感染しているとか。日本でもヨーロッパ並みのロックダウンが必要になってくるかもしれません。飲食業の営業時間短縮どころか、営業禁止、市民の外出禁止令までいくかもしれません。

 昭和天皇崩御、東日本大震災のときのような、それまでとは全く違った日常が現れて、しかもそれが終わる当てもなく続いています。これまでは感染を免れていても明日はどうなるかわからないし、仕事や生活に大きなダメージがなくてもこれからどういう影響が表れるかわかったものではありません。こわいのは実影響もさることながら大きなパニックが起きることです。

 元日の朝、ラジオ体操を終えて、近くの原っぱまで初日の出を迎えに行きました。すでに封十名の人が来ていました。6時50分ごろに東の地平から朝陽が昇ってきました。真っ赤な太陽が二重に輝いているように見えます。じっと見つめていると眼がやられそうなくらい輝いています。寒さもつのってきましたので、切り上げて帰ってきました。

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 とまれ、今年が大きな厄災なしに過ぎていくことを願うばかりです。


 
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【167】コロナにも朝の寒さにも負けず [保育園送迎記]

 このところずっと朝6時過ぎには家を出て、ゴミ出しのある日はゴミを出し、ラジオ体操のある公園に行って、しばらく公園の周囲を歩く。きついがだんだんと歩く距離も長くなってきた。ただ、まだ足元がおぼつかず安定しない。はたから見ればよたよたする感じかもしれない。毎日、朝5時から来ているという人もいる。3時半には朝食を済ませるという。私はこの人とよく話をする。脳卒中で倒れて絶望的な考えに陥ったことなどを話してくれた。この年まで生きたからもういいか、と。絶食を試みたそうである。富山に住む私の義兄も超早起きの人で、夜の8時には床について3時過ぎに起きる。そして畑仕事をしている。それが毎日のリズムになればそれがその人にとっていいわけである。朝の空気や畑の土と会話するほうが人間と会話するよりうんと気持ちがいい、ということもあるだろう。

 冬至を過ぎてもまだ夜明けの時間は早くならず、1月の中旬から次第に早くなるという。東の空が赤い朝焼けに染まるのがなんともきれいである、メジロやエナガやシジュウカラがあちこちで鳴き始める。なぜか寒くなるとカラスがおとなしくなる。もうしばらくして冬の寒さがゆるんでくるとツグミが渡ってくるだろう。春近くなるとウグイスも鳴き始める。それはまだ先だが。

 コロナ禍はますます拡大している。今週から来月いっぱいは市の事業としてのラジオ体操は休止だそうである。といっても私みたいに習慣になっているとそうかんたんに休むのも難しいのである。だから相変わらず公園に出かけてよたよたと歩いている。すると同じようにかなりの人数(ふだんの半分くらいか)の人たちが集まってくる。だからいまは参加者任意のラジオ体操で、もしコロナ感染なんかが起きても個人の責任というわけである。

 コロナ禍のおかげで日本全体の死亡者数が減っているという。インフルエンザなどの感染症が激減しているのである。そういうこともあるとは思うが、問題は自殺者数の増加である。コロナが生活を破壊し、生きる希望もつぶしている。また、がんの検診なども減っているというから、時間差でがん患者、がん死が増えるだろう。

 今日は師走の30日。冷たい雨が朝から降っている。雪の多い地方では難儀な年の暮れである。来年もコロナのせいであんまり明るい展望は持てないが、それでもなんとか乗り切りたいものである。みなさまもよいお年をお迎えください。




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【166】のど自慢で思い出した蒸し雑煮 [保育園送迎記]

 冬の日差しが心地よい日が続いていますが、さすがに朝夕はめっきり冷え込んできました。新型コロナウイルスは冬になってまた猛威をふるいだしています。高齢者の重症化率が高いと言って、外出を控えるように知事さんたちは訴えています。国はGO TOなんとかを施策を押し進めています。東京都も外出を控えろ、宴会はやめろという割には来年のオリンピックをどうしてもやりたいので、いうことやることちぐはぐです。

 それぞれに利害得失が切実なので、立場に応じての言い分や事情は察することができます。ここは周りの声に右往左往せず自分で自衛策をとるしかないですね。政治家はほんとの裏の事情を話しません。選挙も近いし、支援者もうるさいし。野党やマスコミがいなければラクなのにと思う為政者もいるでしょう。でもなんですね。若い人、健康で元気な人は年寄りや病人に対する想像力が乏しいようですね。自分のいずれ抵抗力の衰えた老人になるのですけどね。

 先日、毎月やってくるケアマネジャーさんが、「今回のコロナ騒ぎで、毎年更新する要介護度の認定がやりにくくなっていて、今年は届け出をすれば認定はやらなくてもいいみたいです」と言います。つまりこれまで通りの要介護度であと1年継続するのだそうです。ということは私はこれまで通りの要介護3のままということになります。コロナ禍の影響はこんなところにも現れてきています。

 昨日の日曜日お昼のNHKののど自慢は私の出身地の朝倉市で行われました。数日前からあちこちからメールが入ってそれを知らせてくれたんですが、その時間になるとすっかり忘れてしまって見逃しました。でもNHKプラスというデジタル放送で数時間の遅れで(パソコンで)見ることができました。といっても知人が出てるわけでもないので特別何という感慨もわきませんでしたが、おもしろかったのは番組の冒頭で紹介された郷土料理の「蒸し雑煮」です。

 私の家でも正月の雑煮は蒸し雑煮でした。蒸し雑煮とはモチを入れた茶碗蒸しです。正月には必ずこの蒸し雑煮を食べます。わが家ではモチを自家製の納豆にからめて食べていました、この雑煮とがめ煮が正月の定番料理です。雑煮には日本全国いろんな種類があることぐらいは知っていますが、この蒸し雑煮が朝倉の近辺でしか作らない郷土料理だということをこの年になるまで知らなかったのです。どこにでもあるものだと思っていました。この蒸し雑煮、郷土の秋月の殿様が長崎勤番のおり持ち帰ったものらしい。長崎に似たような南蛮渡来の料理があったのでしょう。

 がめ煮はこちらで言う筑前煮ですね。正月や大きな行事のときに必ず作るのがこのがめ煮です。昔は家で飼っている鶏をつぶして、でかい鍋で作っていました。私はこのがめ煮が大好物で、帰省するたびに母に作ってもらっていました。納豆も正月前に母がわらづとを編み、大豆を煮て仕込んでいました。納豆は塩だけで味付けします。今では食べることのできない母のつくった蒸し雑煮とがめ煮が私の一番の好物です。

 

 
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【165】コロナワクチンとマスク [保育園送迎記]

 小春日和の穏やかな天気が続きます。こういう日ばかりだとありがたいのですがね。冬が近づくに連れて、新型コロナウイルスがまた感染の広がりを見せています。ワクチン開発も進んでいるようですが、このワクチン開発の喜ばしいニュースがここ数日続いて出てきました。一つはアメリカの多国籍企業ファイザーとドイツのビオンテックが開発したもの、もう一つはアメリカの新興モデルナの開発によるもので、いずれも90%以上の有効性だそうです。

 11月17日の日経新聞に掲載された英エコノミスト誌の記事によれば、このワクチンは遺伝情報を持つmRNAから作るもので、これまでのウイルスのたんぱく質を使うワクチンとはまったく製造方法が違うものです。だから短期間で製造が可能になりつつあるということと、この開発手法はがん治療などにも応用ができそうという大きな特徴があります。ゲノム編集という技術が生きてくるわけです。これは大きなニュースです。

 ドイツのベンチャー企業ビオンテックはトルコからの移民1世による創業で、アメリカの製薬大手のファイザーはCEOがギリシャ人だそうです。想像を絶するような開発競争は彼らのような人材が担っています。GAFAと呼ばれるようなIT大手企業の経営者もその多くが、アジア(インド)や中東の出身者です。やはり既存の秩序にとらわれない挑戦心や負けじ魂(あるいはありがちな差別を克服するエネルギー)みたいなものが成功への強い推進力になっているのでしょう。

 コロナワクチンが大きな副作用もなく、世界中に普及することができれば、人々は健康への不安を大きく減らして、経済社会活動も再活性化するでしょう。東京オリンピックも大きな不安なく開催できるかもしれません。ぜひそうなってほしいものです。

 毎朝ラジオ体操に出たり、たまにスーパーやコンビニに買い物に行くと、みなさんマスクをきちんと着用しています。私もマスクはいつも用意しているのですが、どうしても忘れてしまうことが多い。私は肺機能がずいぶん弱いので、口も鼻もマスクで覆うと息苦しくなってしまいます。だからマスクを着けても、鼻を覆ったり出したりを繰り返してしまいます。それにしても、みごとなくらいみなさんマスクを着用しています。だから私のようないいかげんな人間は「キッ」とにらまれてしまうこともあります。はやくコロナ禍に去ってもらいたいものです。(花咲き〈サザンカ〉、紅葉〈カエデ〉、黄葉〈ケヤキ〉する秋の木々)

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【164】ブルース・スプリングスティーンを聴きながら [保育園送迎記]

 2、3日前、小雨に濡れながら自転車でスーパーまで行ったのが悪かったか、7.5度くらいの熱が続いた。健康なときだったらどうということもない微熱だが、私の場合、その微熱が即肺炎につながる恐れがある。だから非常にこわいのである。今日になって7度以下に下がったのでひと安心と言ったところだが、油断はできない。

 上の話とはなんのつながりもないが、ブルース・スプリングスティーンの新譜が出たというので、即アマゾンで注文。Eストリートバンドとの共演なのでよけい期待が大きい、アマゾンミュージックでも聴けるのだが、PCの音声出力から安物のアンプにつないでも限られた音しか出ない。CDをプレイヤーにかけて、アキュフェーズのアンプを通して聴く。期待に違わず迫力のあるロックンロールである。といっても若いときみたいなガンガンな感じはしないけどね。年相応で非常に共感を憶える。

 スーパースターであるブルースはなにかと気苦労が多い。熱気と興奮に包まれたステージから降りると、家庭生活やらビジネスやら難題を抱える。アメリカの社会問題に敏感に反応するので、あちこちから攻撃されることもある。鬱病を長年抱えていて、感情失禁で涙が止まらなくなる。のどの手術をしたこともある(自伝「BORN TO RUN」より)。しかし、創作意欲は途切れない。つらい鬱の時期を乗り越えて新譜を出し、ステージに上がる。私も一度だけだが、東京ドームで聴いたことがある。大きな男ではない(177センチだそうだ)。腹の底から声を張り上げて全身と全霊で歌う。

 ロックの現役ではこのブルース・スプリングスティーンとボブ・ディランとU2しか聴かなくなった。現役といっても私の若いときからずっと聴き続けているというだけの話で、新しい人は耳に入ってこない。と言えば、ローリングストーンズもニール・ヤングもまだ現役だったな。このへんまでだ。

 LP盤に代わるCDが出てきたのは何年前だったか。音はきれいで扱いも簡単便利ということで、ガタが来ていたレコードプレイヤーも買いためていたLPも思い切って捨ててしまった。今思えば惜しいことをした。ビートルズのLPなんかCDの2倍近い値段で売っている。ノイズがないというのはその通りだが、音自体の幅とか深みがあってCDよりいい音がである(このへんは専門家ではないので詳しくは語れませんが)。ただ、レコードもプレーヤーも扱いや手入れがめんどくさい。場所をとる。ということで、今のところLPはあきらめている。最近、ジャズにはまっているのでこれをLPで聴きたいという欲求は高まっているのだが。

 



 

 

 
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