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【163】汽車の窓からハンケチふれば~♬ [保育園送迎記]

 NHKの朝ドラというのをはじめてちゃんと見続けている。というのも主人公が古関裕而をモデルにしていると聞いたからだ。この作曲家は、前回の東京オリンピック(1964年)のときの入場行進曲「オリンピックマーチ」の作曲家だと知ってからずっと、50年以上興味を持ち続けてきた。とにかくあのマーチはよかった。最初聞いたとき、欧米の有名な作曲家に依頼したか、過去の作品かと思ったのだが、よく聴けばやはり日本人の手になるものだと感じられる。欧米人にない情緒がある。だから、来年オリンピックをやるのならこのマーチをまた使わないかなと思っているくらいである。今風なアレンジをしてもいい。

 TVドラマがどれくらい事実をなぞったものかはわからないが、古賀政男や西城八十、今日は菊田一夫も出てきた。役名は違うが、これが誰かはすぐにわかる。古関裕而といえば学生時代は「紺碧の空」をさんざん歌わされた。神宮球場の早慶戦でも普段の飲み会でも、最後は校歌なのだが、その前に必ずこの歌を歌う。ドラマでもこの曲を作るいきさつが描かれていたが、作曲家のキャリアのうちの最初のほうだったんだな。若い! ドラマでも描かれているが、作曲するときは五線紙と鉛筆だけしか使わない。みんな頭の中で作る。

 今の日本で歌謡曲というジャンルはちゃんと生きているのだろうか。NHKは紅白歌合戦をはじめ、しっかりと放送しているが、もうほとんど興味がなくなっている。紅白ももうまったく見る気が起こらない。カラオケ大好きの歌上手のおじさんおばさんたちが好んで歌う今風の演歌もまったく知らないものばかり。つい先日亡くなった筒美京平の「木綿のハンカチーフ」とか「ブルーライトヨコハマ」とかはとても好きだけど。

 勤め人時代、よく行く飲み屋さんのマスターが歌を歌うのが好きで、営業時間が終わってよくカラオケをやった。といってもカラオケ用の機器はないので、誰かが歌いだすとそれに合わせてみんなで唱和する。夜中におじさんたちがナツメロを大声で歌うのである。いろんな歌を歌ったが、一番興に乗って大声を張り上げるのが「なぐさめ、はげまし、長崎の、ああ長崎の鐘は鳴る」というやつである。また、職場のサークルで月一回行っていたハイキングにもこのマスターは参加していたが、山道を歩きながらもよく歌を歌った。歌を歌うと疲れを忘れるのである。いま、60、70代くらいのおじさんたちは、昭和の歌謡曲を実によく覚えている。

 あのサトーハチロー作詞、古関裕而作曲の「長崎の鐘」はとってもいい歌だ。先週末はその「長崎の鐘」の制作過程が描かれていた。長崎からの帰途、列車の中で作曲するのは実際にあった話かどうかは知らないが、頭に沸くメロディを必死で書き留める様子はわかった。汽車の窓からハンケチふれば、牧場の乙女が花束投げる~♬ という牧歌的な「高原列車は行く」という歌もとてもいい。ああいうおじさんたちが高歌放吟できる歌は今は生まれないのかな?(↓公園のネコ)

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【162】BMIを正常範囲に戻したい [保育園送迎記]

 秋ですね。金木犀が香り、萩の花も咲き乱れています。赤やピンクの百日紅もその名の通り、まだきれいに咲いています。彼岸花も芙蓉も鶏頭もあちこちで奇麗な花を咲かせていますね。空気が次第に澄み、乾いてきて、空にはうろこ雲がずっと高みに浮かんでいます。そして台風もやってきます。

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 52キロまで落ちた体重が、先日計ったら55キロになっていました。私の身長は181センチありますから、BMI15.9.が16.8になったわけです。18.5が正常範囲の下限ですから、せめて体重60キロには回復したいものです。私は高校生以来ずっと体重72キロを維持してきました。不摂生がたたり、7、8キロほど痩せた時期がありましたが、それでも60キロを下回ったことはありません。
 
 最近、訪問看護の看護師さんや息子にも勧められて、SAVASというブランドのプロテインを飲んでいます。スポーツ選手やジョギング愛好家などが飲むものだと思っていましたが、私のような太りたい、筋肉を付けたい病み上がりの人間にも有効だそうで、毎日水で溶いて飲んでいます(牛乳が苦手なのです)。果物があればジューサーでスムージーにしています。でっかいポリ袋に入った粉末をプラスチックのスプーンですくって大きいプラスチックのシェーカーの中に入れていると、まるで牛か馬用のエサを作っているようです。

 今まで気づきませんでしたが、ドラッグストアに行けば、このSAVASがずいぶんと並んでいますね。いろんな種類がありますが、ほとんどがweight down用とあって、私のように体重を増やしたい人間のためのweight up用というのは1種類しかありません。要するにスポーツ愛好家は体脂肪率を下げて筋肉のみを増やしたいのでしょう。でもあんまり脂肪をなくすのもよくないそうですよ。ある程度の皮下脂肪は必要なのです。だれでもイチロー選手にはなれるわけではありません。

 私のように皮下脂肪が乏しくなると、外界の刺激から身を守るバリアがなくなったようになり、湿疹など皮膚病の原因にもなります。座ったり寝るにも、骨盤や背骨が直接椅子やベッドに当たって傷みます。ひどいときは床擦れも起きます。これはこわいです。皮膚組織はからだの中で一番大きな臓器だそうです。単なる皮ではなくからだを守る機能を持った大切な臓器なのです。
 
 昨日、今日と雨でラジオ体操は休み。多分明日も休みでしょう。私は少々の雨ならゴミ出しついでに会場の公園まで出かけて傘をさして木立の中を歩きます。気持ちがとてもいいのです。するとやはりおなじみの数人の人がやってきて、雨の当たらない木陰でポケットラジオを囲んで体操を始めます。みんな2日も体操しないとからだがなまって気持ち悪いと言います。はたから見ればもの好きでヒマな年寄りです。まあ、実際そうですけどね。



 




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【161】 秋風は涼しくなりましたが------ [保育園送迎記]

 朝夕はいつのまにか涼しくなってきました。昨日はヤマガラが一羽自転車置き場に飛んできました。夏も終わり、山から下りてきたんでしょう。台風もやってきそうです。日も短くなってきました。

 ヒトシ、タックン、レンの孫3兄弟妹の誕生日は9月から10月初めに集中しているので、誕生日のプレゼントなどはいっぺんに済ませます。ほかにもやれクリスマスだ正月だとそういう機会が多いので、いちいちつきあっていたら出費もかさむので、スルーする場合もたびたびです。

 先日は男兄弟2人に軟式野球ののグローブとボールをあげたら、さっそく2人とも遊んでいました。サッカーはやりですが、キャッチボールくらいは子供のうちにやっておきたいものです。

 その数日前の休日早朝、いつものようにラジオ体操をやる公園に行ったら、うちの孫と同じような年ごろの子供2人とそのお父さんとでキャッチボールをやっていました。ちょうどいいと思ってお父さんにこのグラブはネットで買えるかとかいくらぐらいか、と聞きました。そして、
「今の子供は野球よりサッカーをやりたがるでしょう。自分たちから野球やるといったんですか?」
と聞くと、
「いや、父親です。私がやらせるようにしました。地域のクラブにも入れました」
ということでした。やはりね。わたしもそうでしたが、親子でキャッチボールをするというのはいいものです。親子でサッカーというのはちょっとむずかしいですが。

 これも先日、娘夫婦と孫のミホがやってきたので、息子家族も含めて昼食をともにしました。孫4人がそろったわけです。コロナ禍騒ぎやら私の病気でこういう機会がありませんでしたが、1歳半になる孫娘の誕生以来初めての機会でした。なにはともあれ、みんな元気に育っていてうれしいことです。私も、なんとか健康を取り戻したいものです。
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【160】7ヶ月ぶりのささやかな冒険 [保育園送迎記]

 残暑お見舞い申し上げます。夏の終わりの兆候が見えそうで見えません。雨が降ってもお湿り程度で、かえって蒸し暑くなったりします。ただ、台風がやってきそうです、九州南部から東シナ海を北上し、朝鮮半島を縦断していくようです。沖縄、九州、四国などと同じく韓半島の人たちはたいへんでしょう。国が違うと、その模様がわかりません。韓国の被害も九州や中国、四国地方と同じように報道してくれないもんでしょうかね。すぐそばなのに国境の向こうはわれわれとは異世界というのも考えてみれば不思議なことです。

 さて、昨日は7ヶ月ぶりに、電車に乗って船橋へと出かけてみました。自転車で東武野田線の馬込沢駅に行き、そこから電車に乗るのです。わが家からたかだか30分です。これが今までできなかった。思い切って出かけて何をしたかというと、書店をのぞいて、デパ地下でにぎり寿司の弁当とおやつのチーズケーキを買ってきました。これだけです。たったこれだけのことができなかったのです。用心しいしいでしたが、途中でしゃがみ込むこともなく無事帰ってきました。

 話題は転換します。アメリカでは11月の大統領選に向けての共和、民主両党の争いが佳境を迎えつつあります。かたや我が国では安倍総理の辞任を見据えた自民党総裁選が始まろうとしています。われわれ一般国民はTV、新聞、ネットなどでその動向を間接的に知るだけなので、ひょっとしたらメディアによる価値判断の入った情報を鵜呑みにして、真実のところを見過ごしてしまう、というかリアリティのない表面的な情報に影響を受けているのかもしれません。

 そういう前提をおいた上で、どうしてそうなるのか理解が難しいことがあります。ひとつはアメリカの現大統領です。その政治的主義主張は別にして、どうしてああいう人間が超大国の大統領たりえるのか? 多くの人たちがなぜ彼を支持しているのか、やはりわからない。アメリカの大統領と言えば、党派を超えた人類の普遍的な価値や目標を体現すべき存在でなければないのではないか。ああいう人間が自由や民主主義や人権を最大の価値とする先進国でリーダーたりえるのか? そしてなぜ彼を多くの人たちが後押しするのかわからない。

 かたやわが国です。どうやら現官房長官が自民党内の過半の派閥の支持で次期総裁、首相になるようです。きっとこれからの選挙戦で、はっきりした政治的主張や政策を大きな声で主張することとは思いますが、いまのところ、まったくわかりません。伝わってくるのは叩き上げの政治家で、無派閥で、ケンカ強いといったことばかりです。具体的な政治的な展望は全く見えてきません。ふるさと納税というのがありましたが、あれは根本的に間違った政策ではないかと私はずっと思っています。でもあれだけの仲間の支持を集めるのですからきっと頼りがいのあるいい人なのでしょう。これからの発言を注目していきましょう。

 きょうもまたとっちらかった話題になってしまいました。お許しあれ。
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【159】病は気から、気は病から [保育園送迎記]

  暑さが止まない。コロナといい、猛暑といい、高齢者には大変厳しい夏です。高齢者とは言えないかもしれませんが、安倍総理も病には勝てず退場することになりました。潰瘍性大腸炎は自己免疫疾患のひとつです。本来、我が身を守るべき免疫が、我が身を攻撃するという病気ですから、自然の摂理に反するわけですが、抗生物質の多用など、人間がそういう結果を招く原因を作っているのでしょう。こと病気に関する限り、安倍総理に最大限の同情とお見舞いを申し上げます。

 病気はなってみないとそのつらさがわからないんですよね。医者は科学者でもありますので、TVなどの解説で病気の原因や治療法などを極めて客観的に解説してくれます。
「最近はいいクスリもできているので、以前ほどこわい病気ではなくなりました」
「いざとなれば全摘すればもっと日常生活もラクに送れます」
 などと明快に解説します。しかし、副作用だったり合併症だったり、いろんな不都合も起きます。そういうことは当事者でないとなかなかわからなものです。大病院の専門医などは医学的、薬理学的知識や経験に基づいて治療を進めますが、一人ひとりの患者の感情に密接によりそうようなことはなかなかできません。だからこれまでの自分の知識や経験を参照できないような症状は治すことができにくくなるような気がします。すると、患者はだれとも共有できない辛さや孤立感を抱えて生きていくことになります。

 いや、これは私の勝手な思い込みです。よく言うように病気は自分で治すもので医者や看護士はその手伝いをするものなんです。だから、病人は心強くなければなりません。でもねえ〜……。

 昨年末からしばらく前回の手術の際の合併症の感染症がぶり返し、2週間以上の入院加療も効果なく退院し、以後は訪問医療を受けていますが、訪問医療だとレントゲン検査など医療機器を用いた検査などは当然できません。再発や転移といった変化は自覚症状が出るようではもう遅いので、半年ぶりに主治医のいる病院を受診することにしました。訪問医もこれまでの経過や血液検査のデータなどを転送していただきました。

「さあ、見てみましょうか」と主治医がモニターを操作して、レントゲンの撮影画像を一緒に見ようと言います。私が診察室に入ってくる前に見ているものだと思ったんですが、これはちょっとこわかったですね。
「おっ! このへんの白い影が消えてる。黒くなってる」
「それはいいことなんですか?」
「いいことです。血流が戻って空気が入ってる。病院にこないほうがいい結果になっているみたいですね」

 前回の手術後、合併症を起こして荒蕪肺となっていた左肺の上部が確かに黒く写っています。左肺を全摘しましょうという外科医に対して私がなんとか一部でも残してくれといったその部分です。でも、結局は合併症のために荒蕪肺となったので、全摘よりも悪い結果になっていたのです。その部分が復活してきているのではないかというのです。

 もちろんこれだけでは先行きはわかりません。少しでも体力や体重の回復につながればうれしことですが。今回受診するまでは、回復はなかなか思うようにいかず、悲観的になるばかりでした。半年の間に再発しているかもしれず、今回の受診は私なりに思い立ってのことでしたが、少しは明るい兆しめいたものが出てきたのです。もちろん、先行きはわからんけどね。病は気からといいますが、気は病の行方によっても左右されます。

(最近は保育園送迎とは関係ない話ばかりですが、あらたなカテゴリーを立てるほどのテーマや題材があるわけではありません。そのうちまた孫たちの話題も盛り込みたいと思っています。しばらくは高齢者の愚痴っぽい話におつきあいください。)

 

 


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【158】夏の終わりの孫たちと雷雨 [保育園送迎記]

 先日は、北風によるフェーン現象で浜松が気温41.1度だそうで、危険な暑さの毎日です。この暑さの中、隣県で家庭を持って暮らしている娘は1年半の育児休暇を終えて、パートではあるが先週から職場復帰だという。1歳半になる娘ミホは職場近くの認可保育園に通いだした。朝、保育園に送ってきたままと別れるとき泣いたのは初日だけだという。すぐに慣れ、保育園にいくのが楽しい様子だという。女の子は環境に順応するのが早いのかもしれない。

 ヒトシとタックンも先週から学校が始まり、夏休みはあっという間に終わった。コロナ禍のおかげで、教育現場も前代未聞のことばかりである。第2波(?)もどうやら峠を越したらしいそうだが、これからまた第3波、第4波が繰り返されるのだろう。

 ここ千葉県北西部船橋周辺では一昨日夜半から雷が鳴り、断続的に雨が振り、昨日の午後までそれが続いている。しかし、雨が上がるとまた炎暑の繰り返しである。朝夕はかすかに風が出てきたような感じもあるが、まだまだ秋風というには蒸し暑さが残っている。ただ、ほとんど何もせずにただこの暑さをやりすごすことに徹した夏もそろそろ終わりの気配が見えてきたようである。コロナ禍の酷暑の夏が始まると、果たして乗り切ることができるかと不安もあったが。まだ油断はできないけどね。

 話は全く変わるが、先週日曜日対ベイスターズ戦でスワローズの小川投手がノーヒット試合を達成した。彼は身長170センチに満たない小柄な投手である(HPには171センチとあったが)。同じスワローズの石川投手も身長167センチとある。身長の高低で実力が決まるわけではないが、それにしても彼らは相当の負けん気、根性があると思われる。

 ノーヒット試合が投手にも野手にも意識されてきた8回表にダブルプレーを焦った2塁手がショートからの送球を落球して、ノーアウト1、2塁となった。小川投手に対して泣かんばかりに頭を下げる2塁手を、グラブをはめた左手でポンとたたき、「気にすんな」もしくは「切り替えだ」と言ったそうだ。TVで観ててもそういう風に見えた。そして、まったく動揺も見せずにそのあとの3人を凡退に退けた。

 こういう試合ではだいたい最後の1人か2人のときに打たれて「惜しかった」となるケースが多いが今回は最後の1人まで万全の投球でベイスターズを下した。最後はラジオで聞いてた私は思わず拍手をしてしまった。たいしたものである。彼は昨年は勝ち数の倍以上の負け数だった。そこからどうやって復活したのか。一流プロ選手の底力はやはり常人では測りがたい。

 いやいや、この暑さにヒーヒー言ってるわが身と引き比べて、見てるだけで身の引き締まるような投げっぷりだったので、脈絡なく綴ってみました。失礼。これからまだしばらくは暑さも続き、おまけに台風シーズンにも入ります。くれぐれも御身大切にご自愛ください。

 



 
 
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【157】おはぎ、ちまき、セミの羽化、ミミズののたくり [保育園送迎記]

 暑い中、スーパーに買い物に行ったら、おはぎもちが並んでいたので、とっさに買った。きな粉と小豆あんひとつずつを半分ずつ家人とわけて食べた。私は酒飲みだがこれは昔から好きなのである。田舎の母がよく作ってくれた。5月のちまきも毎年作ってくれた。これも子供たちはきな粉を付けて食べていた。

 母が亡くなるひと月ほど前、ベッド際で痩せた脚をさすったりしていたら「ちまきをつくらにゃ……」とうわごとを言う。まだ、子供たちに作ってやらねばならないという気持ちが残っていたのだろう。それからもう28年が経って、来年、私もそのときの母の年齢に達する。その間、私も母と同じ病気にかかった。同じような経過をたどるような気がしてならない。

 今日は、ス―パーで買ったおはぎを食べたあと、昼寝をしたら、ふだん思い出しもしない田舎時代の友人が何人も出てきた。そのうちの1人は2年前に交通事故で亡くなっている。お盆のせいかね。

 今日(それから2、3日あとの)、ヒトシが朝からわが家にやってきてutubeをみたりしている。昼は3人で食べて、夜はパパが食料を買い込んでくるという。子供たちは夏休み。パパママはテレワークだったり特別有休だったりして家にいるので、エネルギーを持て余しているのだろう。外へ出ようにも、刺すような光線が降り注いでいる。今日は午後から雨の予報だったが、少し曇ったっきり。降りゃしない。

 ラジオ体操をやる公園の木々の間の道はセミが抜け出したあとの穴が無数に開いている。木の幹には羽化したあとの抜け殻がいくつもくっついている。日中は彼らの鳴き声であたり中包まれる。土中が暑くて地上に出てきたミミズが何匹ものたくっている。這ったあとがくっきりと残っている。地上に出たとて乾涸びて死ぬだけなのに。

 お彼岸の頃までこの暑さが続くという。まだひと月以上ある。暑さはともかく、台風、大雨そしてコロナ禍は鳴りを潜めていてほしいな。

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【156】白鵬、大鵬、雷電、若乃花 [保育園送迎記]

 大変失礼をしました。まだ書きはじめの下書きを保存せずに公開してしまいました。全く不注意きわまりないことで恥ずかしい限りです。次の2パラグラフは今7月場所で白鵬が休場した日のものです。ちょっとした思いつきで書き始めたものです。以前読んだ飯嶋和一の『雷電本紀』という小説が実に興味深かったので紹介したかったこともあります。

 今日から本場所を休場した横綱白鵬は体重が153キロで身長が192センチだそうです。白鵬と並ぶ歴代横綱の筆頭は大鵬だと思うんですが、現役時代で体重154キロ、身長187センチだそうです。白鵬のほうが5センチほど上背がありますが、ほぼ同じ体格です。もちろんわれわれから見たら見上げるような大男ですが、均整のとれたほれぼれするような大丈夫です。

 実は、史上最強と言われる江戸後期の大横綱雷電為右衛門の身長体重はものの本(じゃなくてwikiです)によれば6尺5寸、45貫(197cm、169kg)とあります。上記2人より大きいですが、たぶん白鵬と同じような外見ではなかったかと思われます。飯嶋和一著『雷電本紀』には当時の時代背景が詳しく書かれていて、信州での飢饉、百姓一揆といった不穏な状況のもとで雷電は上京し、無敵の横綱になるのです。

 当時の相撲は現代の洗練され近代スポーツ化された相撲とは違い、実に荒っぽいものです。以前、筒井康隆がどこかで、日本の大相撲は世界最強の格闘技であると書いていましたが、瞬間的な勝負に限ればこれはそうかも知れません。

 最近の力士はやたら体重があり平均160キロだそうで、瞬発力、破壊力はあるでしょうが、代償としてやたらとケガをします。ちなみに初代若乃花は107キロだそうで、当時でも軽量横綱だったのですが、その頃の平均でも110〜120キロぐらいではなかったかと、これはNHK放送の実況中継アナウンサーがしゃべっていました。炎鵬は確かに小兵ですが、石浦くらいになると小兵でもなんでもありません。石浦が初代若乃花と体重ではほぼ同じか、少し上回っているのです。

 いや、だからどうなんだと言われると言葉に窮しますが、強くなって相手を打ち負かしたいというのはスポーツ共通でしょうが、無理をしての筋肉増強は負荷も大きく、ケガや病気の原因ともなりかねません。貴景勝などを見ているとついそんな心配をしてしまいます。

 さてさて、梅雨も開けて本格的な夏です。さっそく真夏日が続いています。こんなメリハリのきいた季節の変化もめずらしいです。梅雨明十日はいい天気が続くもので、私も健康な頃は山へもよく行きましたが、今年はコロナ禍でそうもいきませんね。せいぜい空調を利かした部屋でひたすら蟄居します。

 
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【155】保育園に久しぶりに送っていく。 [保育園送迎記]

 瀬週末金曜日、小雨降る中を買い物に行こうしていたら、ちょうどレミママとレンが保育園に登園するために駐車場にやってきた。いい機会だからとそのまま2人を乗せて保育園にレンを送っていくことにした。保育園は半年ぶりである。時間外の保育士さんと再会して、
「あら、元気になったのね、よかったわね」
「まだまだ、弱っています。すっかりやつれてしまいました。ご主人はどうですか」
「左脚を膝下、右足は先半分を切断しました。いまも入院中です」
「そうですか。それはたいへんですね」
「でもしょうがない。それより田中さん元気になってよかった」
といった会話を交わした。
 糖尿病である。こわい病気だ。

 ほかの保育士さんにも「元気になってよかったわね」と言われた。まったくありがたいものである。
 休んでいる間に年度が替わり、若い保育士さんも知らない人が多い。
 いつのまにかレンも保育園に通いだして3年4ヶ月になる。来年度が終われば小学校入学である。そこまでは送迎が続けられなかったが、こんごまた復活することができるかもしれない。むずかしいだろうが。

 雨が続くなかで白いムクゲがあざやかに咲いている、クチナシも咲いていたがすでにしおれている。アジサイもあんまり見ないうちに終わってしまったか。今週末あたりに梅雨開けになりそうである。暑いだろうな。

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 閑話休題。
 プロ野球を観ているが、ヤクルトスワローズが前評判を違えて頑張っている。打撃陣がよく打つのは以前と同じだが、違うのはピッチャーが粘っていることである。先発が5、6回までなんとか僅差でリードしていても、中継ぎが打たれるというのがこれまでのパターンだったが、今年は中継ぎが打たれそうで危なっかしくてもリードを守っている。そしてクローザーの石山もいまひとつ頼りないが、なんとか締めて勝つ。

 どこが違うのだろう。ピッチャー出身の監督の指導よろしく、ピッチャーたちが心を入れ替え、タフになったのか。確かにそう見える。ピンチになっても勝負をあきらめないのである。最善を尽くせば危機を乗り切ることができる(こともあるし、できないこともある)。汗をたらして、雄叫びを上げ、あきらめない一生懸命な姿は見ていて気持ちがいい。以前ならこれは打たれるなと思うところでも、踏みとどまることができるようになった。最後まで投げない気持ちだろうな。去年まではここは打たれる、また四球だ、とあきれて見ていたのが、同じ選手が頑張れるようになっている。あきらめない、向っていく、失敗しても腐らない。なんかわかるなあ。
 

 
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【154】口数が減ってくる孫たち [保育園送迎記]

 昨日今日と肌寒いような天気である。過ごしやすいが、まだ梅雨は明けていない。今週から来週にかけても天気予報は傘マークがいっぱいついている。蒸し暑いのはもうけっこうだが、かといってうだるような暑さがやってくると思うとこれまた気が重くなる。

 雨でも降っていいない限り毎朝のラジオ体操は続けているが、それ以外は週に1、2度車で買い物に行くほかは、ほぼ家にこもりきりである。現役の後輩が回してくれた校正の仕事を始めたが、なかなか進まない。最近はアマゾンミュージックでジャズばかり流している。パソコンとアンプをピンプラグでつないで聴いていたが、Fire TV stickという電子回路のかたまりをTVのHDMI端子につなげばWi-Hi経由でTVモニターでも同じように視聴できる。

 なるほどねえ、サブスクリプションとかストリーミングとかいうが、これは便利である。便利ではあるがレコードに続いてCDも、そしてオーディオ文化というものも過去のものになりつつあるようだ。でも、やはりちゃんとしたスピーカーで聴かないとちゃんとした音は聴けないと思うのだが、そんなことはどうでもいいのかな。みんなイヤフォーンで聴いてるようだし。わたしのTVの音声出力はアンプにもつないでいるので、ストリーミングもオーディオセットのスピーカーで聴いている。もっともWi-Hi経由の音がCD並なのかどうかは聴き分けられないが。

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 昨日の夜、タックンが一人でわが家にやってきた。いただいたお中元のおすそ分けをしようと連絡していたので、言いつかって来たそうだ。「タックン、餃子食べるか?」というと「うん、食べる」と言って残り物の餃子をいくつかほおばって帰っていった。先日もサッカーの練習の帰りに寄って、よほど好きなのであろう、ポテトサラダをむさぼるように食べて帰っていった。ヒトシもタックンも成長しているのか、大きくなるにつれて口数が少なくなってきた。

 コロナ禍のおかげでパパもママもテレワークや特別有休とやらで家にいることが多いので、孫たちがわが家に来ることがめっきり少なくなった。私が体が弱っているのでそのほうがラクなのではあるが、寂しいものである。

 


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