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【156】白鵬、大鵬、雷電、若乃花 [保育園送迎記]

 大変失礼をしました。まだ書きはじめの下書きを保存せずに公開してしまいました。全く不注意きわまりないことで恥ずかしい限りです。次の2パラグラフは今7月場所で白鵬が休場した日のものです。ちょっとした思いつきで書き始めたものです。以前読んだ飯嶋和一の『雷電本紀』という小説が実に興味深かったので紹介したかったこともあります。

 今日から本場所を休場した横綱白鵬は体重が153キロで身長が192センチだそうです。白鵬と並ぶ歴代横綱の筆頭は大鵬だと思うんですが、現役時代で体重154キロ、身長187センチだそうです。白鵬のほうが5センチほど上背がありますが、ほぼ同じ体格です。もちろんわれわれから見たら見上げるような大男ですが、均整のとれたほれぼれするような大丈夫です。

 実は、史上最強と言われる江戸後期の大横綱雷電為右衛門の身長体重はものの本(じゃなくてwikiです)によれば6尺5寸、45貫(197cm、169kg)とあります。上記2人より大きいですが、たぶん白鵬と同じような外見ではなかったかと思われます。飯嶋和一著『雷電本紀』には当時の時代背景が詳しく書かれていて、信州での飢饉、百姓一揆といった不穏な状況のもとで雷電は上京し、無敵の横綱になるのです。

 当時の相撲は現代の洗練され近代スポーツ化された相撲とは違い、実に荒っぽいものです。以前、筒井康隆がどこかで、日本の大相撲は世界最強の格闘技であると書いていましたが、瞬間的な勝負に限ればこれはそうかも知れません。

 最近の力士はやたら体重があり平均160キロだそうで、瞬発力、破壊力はあるでしょうが、代償としてやたらとケガをします。ちなみに初代若乃花は107キロだそうで、当時でも軽量横綱だったのですが、その頃の平均でも110〜120キロぐらいではなかったかと、これはNHK放送の実況中継アナウンサーがしゃべっていました。炎鵬は確かに小兵ですが、石浦くらいになると小兵でもなんでもありません。石浦が初代若乃花と体重ではほぼ同じか、少し上回っているのです。

 いや、だからどうなんだと言われると言葉に窮しますが、強くなって相手を打ち負かしたいというのはスポーツ共通でしょうが、無理をしての筋肉増強は負荷も大きく、ケガや病気の原因ともなりかねません。貴景勝などを見ているとついそんな心配をしてしまいます。

 さてさて、梅雨も開けて本格的な夏です。さっそく真夏日が続いています。こんなメリハリのきいた季節の変化もめずらしいです。梅雨明十日はいい天気が続くもので、私も健康な頃は山へもよく行きましたが、今年はコロナ禍でそうもいきませんね。せいぜい空調を利かした部屋でひたすら蟄居します。

 
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